ミズノ ダブルグリップは買いか|79商品徹底比較で見えた、握る力を抜いてもクラブが手の中で回らないグリップ力
握る力を抜いても、クラブが手の中で回らない
強く握らなくてもクラブが手の中で動かないことが、ミズノ ダブルグリップ(ミズノ W-GRIP(ダブルグリップ))のいちばんの価値です。 手のひらの表と手袋の内側の両方に滑り止めがあり、クラブと手袋の間でも、手袋と手の間でも滑りません。そのため、力まずに振れるようになった人が多く、一度使うとほかの手袋に戻れなくなる愛用者が目立ちます。
同じように滑り止めで止める手袋の中では、競技で使えるものとしてグリップ力は強い部類です。 汗や雨の日の強さを求めるなら繊維素材の手袋、長持ちを優先するなら耐久型という別の選択肢もあります。そのなかでダブルグリップは、晴れた日から汗ばむ日までの握りやすさに強い1枚です。
力みやすい人、握力が落ちてきた人、指先が余りやすい人に向いています。 指を短くしたサイズや27cmまでのサイズがあり、自分の手に合わせやすいのも選ばれている理由です。
手袋の中で何が起きているのか
滑りを止めているのは、クラブとの間だけではありません
クラブが手の中で回るのは、手袋の表が滑るときだけではありません。手袋の中で手がずれても同じことが起きます。 汗をかいた日に、表はしっかり握れているのに手の中で何かが動く感じがするのは、この内側のずれです。
ミズノ ダブルグリップの2024年モデル(5MJML40101)は、手のひら側が人工皮革にシリコーンのプリント、甲側が合成皮革と合成繊維でできています。手袋の内側にも滑り止めが入っているのが、この手袋の特徴です。 表の滑り止めがクラブをつかみ、内側の滑り止めが手と手袋を一体にします。汗をかくと手袋の中が滑る手袋に悩んでいた人ほど、乗り換えたあと手放さなくなっています。 価格は約1,900円です。
止まるから、力を抜いて振れます
クラブが回らないと分かっていれば、強く握り込む必要がなくなります。 ダブルグリップを使う人が手応えとして挙げるのは、滑らないことそのものより、その結果として軽く持てるようになり、力まずに振れるようになったという変化です。両手に着けて使う人もいます。
グリップを握りしめるクセがある人ほど、替えたときの変化を感じやすい手袋です。 球筋が安定した、飛距離が伸びたと感じる人もいますが、これは使った人の体感であり、手袋の効果として確かめられたものではありません。
指の長さまで合わせられます
内側の滑り止めが効くのは、手袋が手にぴったり合っているときです。 指先に余りがあると、そこから手袋がよれて中でずれると考えられます。ダブルグリップには指先を短くしたサイズがあり、指が短くて手袋の指先が余っていた人からは、ほかに代わりが見つからないほどの強い支持を集めています。
サイズは21cmから27cmまでで、手の大きい人も選べます。左手用と右手用の両方があるので、左利きの人や、両手に着けたい人にも使いやすい手袋です。
いつもの手袋から替えると変わること
1,000円前後の定番の手袋から替えると、いちばん変わるのは汗をかいたときです。
- 手のひらに羊革の当て布がある定番は、汗や雨で当て布が硬くなり、滑りやすくなることがあります。ダブルグリップは濡れて乾いても硬くなりにくく、洗って使えます。
- 柔らかい合成皮革の定番は、汗をかくと表も中も滑りやすくなります。ダブルグリップは表と内側の両方で止まるので、汗ばむ時間帯でも握る力を上げずに済みます。
その代わり、価格は定番より高めで、手のひらには厚みがあります。
注意点
本降りの雨では、滑りにくさが落ちることがあります。 手のひらの滑り止めは、晴れた日から汗ばむ程度までは強く効きます。一方で、しっかり濡れると急に頼りなく感じる人もいます。シリコーンの表面に水の膜ができるためと考えられます。雨の日は、打つ前に手袋とグリップの水気を拭くと安心です。
手のひらの下側、小指の付け根から手首に向かうふくらみがすり減りやすい傾向があります。 グリップエンドが当たる場所なので、練習で多く打ち込む人や握る力が強い人ほど早く傷むことがあります。表の滑り止めは、使ううちに少しずつ削れていきます。
手のひらの滑り止めには厚みがあります。 手を守ってくれる反面、薄い手袋に慣れた人は、握り込んだときに違和感を覚えることがあります。
サイズは、小さめに感じる人も大きめに感じる人もいます。 普段のサイズを基準に、指先が余るかどうかで指先が短いサイズも検討してください。マジックテープの部分が硬く、当たりが気になる人もいます。
買うときは2024年モデルかどうかを確かめてください。 旧モデルは手袋の内側の作りが現行と違います。また、右利きの人が着ける左手用と、左手で着ける右手用は取り違えが起きやすいので、商品名の左右の表記も確認してください。
似た手袋との比べ方
ここまでの注意点のうち、雨・すり減り・厚みのどれかが気になった人は、比べる価値があります。79商品の中から、同じ作りの手袋、別の作りで同じように力を抜ける手袋、ミズノの中の兄弟モデルを選んで比べました。
同じように滑り止めで止める手袋で、もっと良いものはない?
手のひらの滑り止めで止める手袋は、どれだけ強く止めるかと、その代わりに何を手放すかで選び分けます。
ブリヂストン ウルトラグリップ(GL2505/06、約1,700円)は、表と内側の両方を止める、作りがほぼ同じライバルです。 握ったときの安心感はダブルグリップと互角です。違いは手の形との相性に出やすく、甲回りが細めなので、手の甲が厚い人はマジックテープが届きにくいことがあります。新しい型は硬く感じる人もいます。甲が細い手の人や、ブリヂストンのサイズに慣れている人に向いています。
キャスコ ゼウスインパクト(ZI-1926、約1,700円)は、競技のルールから外れる代わりに、グリップ力を上乗せした手袋です。 握力が落ちた手でも楽に振れるほどよく止まり、ルール外でもかまわないと割り切って使い続ける人がいます。ただし公式競技では使えません。厚手で大きめに感じることもあります。競技に出ず、とにかく滑らないことを優先する人向けです。
キャロウェイ グラフィック(約1,300円)は、滑り止めを控えめにして価格を抑えた手袋です。 グリップ力はひと回り穏やかで、濡れた日は頼りなく感じることがあります。そのぶん、練習で使い込んでも傷みにくいのが持ち味です。練習用を安く回したい人に向いています。
競技で使えて、できるだけ強く止めたい人、指の長さまで合わせたい人はダブルグリップ。 甲が細いならウルトラグリップ、競技に出ないならゼウスインパクト、練習用に安さを取るならグラフィックです。
滑り止めに頼らなくても、同じように力を抜ける手袋はない?
シリコーンの代わりに、細かい繊維の手のひらや、最初から握った形にした作りで滑りを抑える手袋もあります。ダブルグリップの注意点を、別の方法で避けられる手袋です。
ゼロフィット インスパイラルグローブ(ZFNEW、約1,600円)は、汗や雨で濡れた日にこそ頼れる手袋です。 手のひらの細かい繊維は、水分があるほどよく効きます。生地が薄く手に張り付くので、手袋の中でも手がずれにくくなります。雨の日のゴルフへの苦手意識がなくなるほど熱心に支持されている一方、乾いた寒い日はグリップを普通に感じたり、薄さで手が痛くなったりする人もいます。手汗が多い人や、雨の日も同じ手袋で回りたい人に向いています。
フットジョイ ナノロック ツアー(FGNT24、約1,700円)は、長持ちを優先する人の手袋です。 手のひらがすり減りにくく、汚れたら洗えばグリップが戻るので、破れる前に汚れで替えるような使い方になります。手袋選びに迷い続けた人が最後に落ち着く1枚になっています。雨や汗にも強い一方、乾いた日の吸い付き方はシリコーンほど強くないと感じる人もいます。指は長めの作りです。練習で打ち込む量が多い人に向いています。
キャスコ パーフェクトフィット(SR-2017、約1,000円)は、最初から握った形をしていて、形で力みを取る手袋です。 シワができにくく、手のひら全体が均等に引っかかるので、自然と力が抜けます。数多くの手袋を試してきた人が行き着くこともある一方、指の長さや関節の位置が合わないと持ち味が出にくく、本降りの雨では効きが落ちることがあります。試着して型が手に合った人には、手頃で頼れる選択肢です。
晴れから汗ばむ日まで強く止めたい人、指の長さまで合わせたい人はダブルグリップ。 濡れた日を重視するならゼロフィット インスパイラルグローブ、長持ちならフットジョイ ナノロック ツアー、型が手に合うならキャスコ パーフェクトフィットです。
ミズノの中なら、ダブルグリップでいいの?
ミズノには、滑り止めを手のひらの一部に絞った手頃なモデル、夏向けの派生モデル、厚い革で握りやすくしたモデルがあります。ダブルグリップは、一年中使える滑り止め付きの中心にいます。
ミズノ コンフィグリップ(5MJML602、約1,000〜1,600円)は、手袋の内側に滑り止めがない、手頃なモデルです。 汗の少ない季節なら握りは十分です。ただ、汗をかくと手袋の中で手が滑りやすくなることがあります。逆に、表の滑り止めが少ないぶん、引っかかり感が苦手な人には振りやすいこともあります。汗の少ない季節に安く済ませたい人に向いています。
ミズノ ダブルグリップ クール(約1,900円)は、ダブルグリップの夏向けモデルです。 甲がメッシュで蒸れにくく、手のひらはスエードに滑り止めを組み合わせています。真夏のラウンドで蒸れが気になる人に向いています。
ミズノ 強革0.8(約2,600円)は、滑り止めではなく、厚い羊革で握る力を減らすモデルです。 厚みがあるのに軽く握れて、しっとりした革の感触があります。この厚みにはまって手放せなくなる人がいます。天然皮革なので雨や洗濯には気を遣い、洗うと縮むことがあります。晴れの日が中心で、革の感触が好きな人に向いています。
一年中1枚で済ませたいならダブルグリップ。 汗の少ない季節に安さを取るならコンフィグリップ、真夏ならダブルグリップ クール、革の感触を求めるなら強革0.8です。
買ったあとに知っておきたいこと
洗濯ネットに入れれば、洗濯機で洗えます。 マジックテープはほかの洗濯物に絡みやすいので、留めてから洗うのが無難です。干すときは形を整えて陰干しにしましょう。
手のひらの滑り止めは、一度削れると洗っても元に戻りません。 削れてツルツルした部分が増えてきたら、練習用に回すのがおすすめです。ラウンド用と練習用を分けておくと、本番用の滑り止めを長く保てます。
雨の日は、打つ前にタオルで手袋とグリップの水気を拭きましょう。 本降りが予想される日は、予備を1枚入れておくと安心です。
指先が余ると内側の滑り止めが生きにくいので、次に買うときは、指先が短いサイズも試してみてください。
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本記事は、公開されているゴルフグローブのユーザーレビューをもとに、当編集部が独自に評価傾向を分類・集計・分析したものです。記事中の比率・分類はすべて当編集部による独自集計であり、個々のレビュー本文の転載は行っていません。効果には個人差があり、特定の商品の性能を保証するものではありません。価格・評価は執筆時点のものです。