キャロウェイ ハイパークールは買いか|81商品徹底比較で見えた、真夏でも手がこもらない涼しさ
真夏の手を、冷やすより「こもらせない」一枚
真夏でも手の中が蒸れにくく、汗をかいてもすぐ乾く。それがキャロウェイ ハイパークール(キャロウェイ HYPER COOL)のいちばんの持ち味です。甲のメッシュから熱と汗が抜けていくので、汗かきの人でもラウンドの途中でグローブを替えずに回りやすくなります。
夏用グローブには、冷感素材や手のひらの滑り止めを足して差をつけるものが多くあります。その中でハイパークールは、風通しと乾きやすさに絞ったシンプルな作りです。そのぶん価格は1,000〜1,400円ほどと手頃で、練習場でもコースでも気兼ねなく使えます。
向いているのは、真夏の練習とラウンドで、手のムレから解放されたい人です。一夏で使い切るつもりで替えを何枚か持っておく使い方なら、持ち味がいっそう生きます。
作りと評価から見える実力
甲はメッシュ、手のひらは通気性のある合成皮革
ハイパークールの甲は、ポリエステルのメッシュと合成皮革の組み合わせです。手のひらには、メッシュタイプの通気性のある合成皮革が使われています。仕様には、冷感素材や手のひらの滑り止め加工は書かれていません。
2021年モデルと2025年モデルがあり、素材の構成は同じです。価格は2021年モデルが1,000円前後、2025年モデルが1,400円前後です。
余計なものを足さず、風を通して汗を逃がすことだけに役割を絞った手袋です。
涼しさは、汗をかく場面でこそ効いてくる
ハイパークールの涼しさは、着けた瞬間にひんやりするタイプではありません。手の中に熱がこもらないから涼しい、という感じ方です。
汗をかき始めてからの方がかえって涼しく感じられ、濡れてもすぐに乾きます。乾いた状態では冷たさを感じさせないので、季節の変わり目に着けても冷えが気になりにくい作りだと推測されます。
涼しさがいちばん効くのは、気温が上がって汗が出てくる真夏のラウンドです。
汗が手の中にたまらないから、1枚で回りやすい
真夏のグローブでいちばん困るのは、汗で中がぐっしょりして、途中で替えなければならなくなることです。ハイパークールは汗が乾きやすいので、汗の多い日でも1枚で通しやすい手袋です。
汗をかいても握りが急に頼りなくなることはなく、洗濯を繰り返しても涼しさが続きます。汗で手袋の中がぬるつくという評価は見当たりません。汗の多い日ほど違いが分かります。
薄くて軽く、手になじむ着け心地
生地が薄くて軽く、ごわつきません。指を曲げても突っ張らず、素手に近い感覚で握れます。伸縮性が高いので、手の形になじみやすいのも特長です。
着けていることを意識せずにプレーに集中できる、軽い着け心地です。
こんな人、こんな場面に合います
- 真夏の練習場とラウンドで、手のムレを何とかしたい人
- 汗をかきやすく、途中でグローブを替えるのが面倒な人
- 価格を抑えて、一夏で何枚か回したい人
練習とラウンドのどちらにも使われていて、夏のあいだ普段使いの1枚にしやすい手袋です。
買う前の注意点
しっかり握れるタイプの手袋に慣れている人は、軽く握ったときにずれを感じることがあります。手のひらに滑り止めが付いていないので、本革のような吸い付く握り心地は控えめです。一方で、滑り止めが効きすぎると感じる人もいて、感じ方は手の大きさや握り方によって分かれます。
サイズは少し小さめを検討する価値があります。伸縮性が高く、使ううちに伸びてくることがあります。普段のサイズとワンサイズ下で迷ったら、きつめを選ぶとフィット感を保ちやすくなります。
もちの良さは、使い方や個体によって差が出るようです。練習で使っても長持ちすると感じる人がいる一方で、早い段階で縫い目や指先が傷むこともあります。薄い夏用の手袋なので、替えを用意しておくと安心です。
雨の日は、全天候型のグローブと使い分けるのが無難です。また、2021年モデルと2025年モデルが並んで売られていることがあるので、年式とサイズを確かめてから選んでください。
似た手袋と比べて、どこが違う?
ハイパークールの持ち味は「熱と汗をこもらせない涼しさ」で、気になる点は「握りの強さが控えめに感じられる場合がある」ことでした。市販のゴルフグローブ81商品の評価を比べ、この2点を軸に、もっと合う手袋がないかを3つの方向から確かめます。
同じ夏用メッシュで、もっと涼しい・もっと握れるものはない?
甲を風通しのいい素材にした夏用グローブは、何を足しているかで分かれます。風を通す面積を広げたもの、手のひらに滑り止めを足したもの、濡れても滑りにくい生地に通気穴を足したものです。ハイパークールは何も足さず、風通しと乾きやすさに絞った位置にあります。
フットジョイ ステイクール EX は、涼しさをもう一段求める人の候補です。甲に加えて指のマチ部分まで涼しい素材を使っています(FGSC25、2,200円前後)。涼しさと汗の乾きやすさはハイパークールと同じかそれ以上で、汗をかいても握りが安定します。冷感素材を使っていますが、はっきり冷たいと感じるほどではなく、効いているのはハイパークールと同じく風通しと乾きやすさだと推測されます。生地が薄く、練習で使い込むより、コース専用として使う方が向いています。コースで涼しさと握りの安定を何より重視するなら、こちらです。
ミズノ ダブルグリップ クール は、涼しさに握りの強さを足したい人の候補です。甲の風通しの考え方は同じで、手のひらにシリコンの滑り止めが付いています(1,900円前後)。ハイパークールで気になる「軽く握ったときのずれ」を抑えやすい作りで、汗をかいてもべとつかず、外しやすいのが特長です。ただ、手のひらに滑り止めを使う夏用グローブは、汗が中にたまると手の内側でずれやすくなる方式です。ダブルグリップ クールは、評価がまだ固まっていない段階でもあります。涼しさを保ちながらしっかり握りたいなら、こちらです。
ゼロフィット インスパイラルグローブ クール は、握りを最優先する人の候補です。濡れても滑りにくい生地はそのままに、甲に通気用の穴を開けたモデルです(2,000円前後)。握りやフィット感は高く評価されていますが、涼しさの違いは控えめに感じられています。汗や雨の日でも握りが変わらないことを何より重視するなら、こちらです。
涼しさをもう一段上げたいならステイクール EX、涼しさと握りの両方ならダブルグリップ クール、握り最優先ならインスパイラルグローブ クール。涼しさと手頃さ、練習でも使い回せることを重視するならハイパークールです。
作りが違っても、夏の汗にもっと強い手袋はない?
夏の汗への対処には、3つの考え方があります。熱と汗をこもらせないもの、濡れるほど握りやすくなるもの、薄い生地で手と手袋を密着させるものです。ここで挙げる2つは、涼しさではなく「汗で困らない」ことに強い手袋です。
フットジョイ レイングリップ は、大量の汗をかいても握りを保ちたい人の候補です。両手に着ける布製のグローブで、価格は両手分で4,000円前後です。手のひらは濡れるほど握りやすくなるので、湿気の多い真夏でもグローブを替える回数を減らせます。長持ちする点も高く評価されています。一方で、冷やすための手袋ではなく、寒い日は暖かく感じられるほどです。両手に着けるのに慣れが必要な点も押さえておきたいところです。汗の量が多く、滑ることがいちばんの悩みなら、こちらです。
ダンロップ スリクソン は、素手に近い感覚と汗に強い握りを両立したい人の候補です。ここで取り上げるのは、手のひらに薄い吸水素材を使ったGGG-S028です(1,400円前後)。クラブとの間だけでなく、汗をかいた手と手袋の間もずれにくく、夏でもさらさらした着け心地です。本革の汗じみや硬さを嫌う人の乗り換え先にもなっています。握りの確かさではハイパークールより上と感じられやすい一方で、涼しさを挙げる評価は見当たらず、薄すぎると感じる人もいます。汗をかいても握りが変わらないことと素手感覚を重視するなら、こちらです。
真夏の涼しさとムレにくさならハイパークール、大量の汗と交換の手間を減らすならレイングリップ、汗に負けない密着した握りならスリクソン(GGG-S028)です。
キャロウェイで揃えるなら、どれを選べばいい?
キャロウェイのグローブは、役割がはっきり分かれています。本革の握り心地を楽しむもの、雨や汗に強く一年中使えるもの、握りの強さで選ぶものがあり、ハイパークールはその中で夏の涼しさを受け持つ1枚です。
キャロウェイ ツアーオーセンティック は、握り心地で選ぶ本革グローブです。価格は2,000〜3,200円ほどです。しっとりと手になじむ感触に惚れ込んでいる人が多い一方で、夏は汗を吸い、乾くと硬くなりやすい面があります。汗の多い季節だけ合成皮革のモデルに替える使い方も見られます。握り心地を最優先し、季節で使い分けられるなら、こちらです。
キャロウェイ オールウェザー は、1枚を一年中使い回したい人の候補です。価格は2,000〜2,200円ほどです。汗をため込みにくい合成皮革で、夏用としても、本革からの乗り換え先としても使われています。涼しさよりも、長持ちすることや雨に強いことが評価されています。雨の日も含めて1枚で済ませたいなら、こちらです。
キャロウェイ ハイパーグリップ は、同じHYPERシリーズで握りを受け持つモデルです。価格は1,500円前後で、手のひらの滑り止めで握る作りです。握りの強さを求めるならハイパーグリップ、涼しさならハイパークールと、同じシリーズでも役割ははっきり違います。滑り止めのはがれや、雨の日の滑りが気になることもあります。一年を通して握りの強さを重視するなら、こちらです。
真夏はハイパークール、雨の日も含めた普段使いはオールウェザー、握り心地にこだわる日はツアーオーセンティック、握りの強さならハイパーグリップです。キャロウェイで揃えるなら、季節と天気で使い分けるのが無理のない選び方です。
買ってから知っておきたい使い方
サイズはきつめから始めると、フィット感を保ちやすくなります。伸縮性が高く、使ううちになじんで伸びてくるからです。
洗って繰り返し使えます。洗濯しても涼しさや着け心地が変わりにくいので、汗をかく季節は使うたびに洗って干しておくと気持ちよく使えます。
替えを2〜3枚用意して、一夏で回すのがおすすめです。生地が薄い夏用なので、1枚を使い続けるより、交互に使う方が傷みにくくなります。急に傷んだときも困りません。
雨の日や朝露の多い日は、全天候型と使い分けると安心です。
涼しさは、着けた瞬間よりも汗をかいてから感じるものです。乾きやすいので、休憩のときに外して日なたに置いておけば、後半も軽い着け心地で使えます。
本記事は、公開されているゴルフグローブのユーザーレビューをもとに、当編集部が独自に評価傾向を分類・集計・分析したものです。記事中の比率・分類はすべて当編集部による独自集計であり、個々のレビュー本文の転載は行っていません。効果には個人差があり、特定の商品の性能を保証するものではありません。価格・評価は執筆時点のものです。