キャスコ タフフィットプラスは買いか|約6,100件の評価で見えた薄手でも破れにくい実力
練習でたくさん打っても穴があきにくく、薄いまま長く使えるグローブ
練習場で球数を打つ人、汗をかきやすい人、手に合うサイズが見つからない人には、キャスコ(Kasco)タフフィットプラスが有力な1枚です。 薄手なのに破れにくく、傷むときも穴があくのではなく、表面が少しずつすり減っていきます。そのため1枚を半年から1年使い続けることも珍しくありません。汗をかいても手の中でずれにくく、においがこもりにくいのも持ち味です。似た素材のグローブと比べたときの違いは、薄さと長持ちを両立していることです。 雨の日のグリップを最優先するなら極細繊維のモデル、グリップの強さを求めるならシリコン付きのモデルも候補になります。21〜28cmを0.5cm刻みで選べるので、大きな手や中間サイズの人でも合わせやすいグローブです。ゴルフグローブのレビュー約6,100件を読み比べて出した結論です。
レビューから見えた実力と注意点
練習量が多くても、穴があく前に長く使える
タフフィットプラスの一番の持ち味は、たくさん練習しても破れにくいことです。 週に何度も練習場へ通い、1回に数百球を打つような使い方でも、穴があかずに使い続けられています。一般的なグローブは、握る部分が早いうちに薄くなったり穴があいたりしがちです。買い替えのペースが大きく変わるのが、このグローブの違いです。
傷み方にも特徴があります。縫い目がほつれたり急に裂けたりするのではなく、表面の起毛が少しずつすり減って薄くなっていきます。 ラウンドの途中で突然使えなくなる心配が少なく、交換の時期も見た目で判断しやすいグローブです。
厚くないのに長持ちするので、握った感触を損なわない
長持ちするグローブは、生地を厚くしたり当て布で補強したりしているものが多く、そのぶん握った感触が鈍くなりがちです。タフフィットプラスは薄手のまま長持ちするので、クラブを握った感覚がしっかり手に伝わります。 手の凹凸に沿って、着けていることを忘れるほどのフィット感です。
仕様では、甲も掌も人工皮革で、摩耗や引き裂きに強い人工スエード生地「ベルセイムドライ」を使っています。型番はSF-21161です。生地そのものの強さで持たせる作りなので、薄さと耐久を両立できていると推測されます。
汗をかいても手の中でずれにくく、においがこもりにくい
手汗が多くても滑りにくく、グローブの中で手とグリップが一体のまま振れます。 汗で中が滑るグローブに悩んできた人ほど、違いを感じやすいでしょう。
においがこもりにくいのも、評価の熱量が高い点です。 プレーのあとバッグに入れたままにしても嫌なにおいが出にくく、汗のにおいで短い間隔の交換が必要になりやすい天然革からの乗り換え先にもなっています。生地には抗菌・抗ウイルス成分が含まれています。洗っても縮みにくいので、汗をかいた日は洗って清潔に使えます。
21〜28cmまで、0.5cm刻みで選べる
サイズが細かく用意されていることも、選ばれる大きな理由です。 21〜28cmまで0.5cm刻みで展開されていて、右手用もあります。今回比べたグローブの多くは26cmまでなので、手の大きい人にとっては、同じ価格帯でぴったり合う1枚が見つかるグローブです。 手に合うサイズがなかった大きな手の人から、特に強く支持されています。1cm刻みでは間のサイズが合わなかった人も、0.5cm刻みで合わせやすくなります。
グリップは「強すぎず、自然」
掌にゴムやシリコンの滑り止めは付いていません。グリップは、滑り止め付きのような吸い付く強さではなく、自然に握れる中くらいの強さです。 滑り止めに頼らないぶん、力を抜いて握りやすいグローブといえます。
注意点
- グリップの強さを求める人には、物足りない場合があります。 全面にゴム加工があるグローブと比べると、控えめに感じるかもしれません。
- 雨でしっかり濡れると、わずかに滑りを感じることがあります。
- 使い込むうちに、フィット感が少しずつゆるむことがあります。 掌の小指側の表面が薄くなってくることもあります。
- 生地が薄いため、見た目が簡素に感じられることもあります。
- 価格は約1,300円で、1,000円前後の定番品より少し高めです。
- サイズ選び: 使ううちにゆるむことを考えると、迷ったら0.5cm小さめを選ぶのが無難です。
- 左右の確認: 「右利き用」は左手に着けるグローブを指す場合があります。左右の表記をよく確認してから選んでください。
他のグローブとの違い
ここまで見てきたように、タフフィットプラスは薄いまま長持ちし、汗やにおいにも強いグローブです。一方、1,000円前後のグローブは、縫い目が早くほつれたり、汗で硬くなったり、においが出たりして、短い間隔で買い替える使い方になりがちです。では、タフフィットプラスより自分に合うものはないのか。3つの観点で確かめます。
似た素材のグローブに、もっと良いものはないの?
全体が人工素材で、掌に滑り止めがないグローブ同士の比較です。違いは「薄さを保つ代わりに何を優先したか」にあります。 タイトリスト プロフェッショナルテックは、タフフィットプラスと並んで薄さと長持ちを両立しています。BS TOURSTAGE GLTS24は少し厚くして安さを、Snell My Tour Gloveは雨の日のグリップを優先しています。
タイトリスト プロフェッショナルテック(約1,400円) は、フィット感と打ったときの手応えで選ばれています。素材はタフフィットプラスと同じスエード調の人工皮革です。張りのある生地で、使い込んでもフィット感が変わりにくいのが違いです。 長持ちの評価はラウンド中心の使い方で多く見られます。汗のあと硬く感じることがあり、右手用はありません。ラウンドが中心で、握った感触と見た目を重視するなら、こちらが合います。
BS TOURSTAGE GLTS24(約1,000円) は、安くて丈夫なことで選ばれています。掌を補強した少し厚めの作りで長持ちさせていると考えられ、そのぶん硬さや滑りを感じる場合があります。 サイズも小さめです。1,000円前後で、練習用を長く使いたいなら、こちらが向いています。
Snell My Tour Glove(3枚組 約3,000円) は、雨や手汗の中でも滑らないことで選ばれています。濡れるとかえってグリップが増すような感触がある一方、握る力が強い人や球数の多い練習では、早く破れることがあります。 薄さは同じでも、生地と縫製の強さに差があると推測されます。雨の日のラウンドや手汗対策を最優先するなら、こちらです。
練習で打ち込む人や大きなサイズが必要な人はタフフィットプラス、握った感触を大事にするラウンド派はプロフェッショナルテック、安さ優先ならGLTS24、雨の日用ならSnell、と選び分けるとよいでしょう。
作りは違っても、同じくらい長持ちするグローブはないの?
長持ちする理由がそれぞれ異なる3モデルとの比較です。FJ ナノロックツアーは洗えばグリップが戻る極細繊維、FIT39は伸びる生地と掌のゴム、TOURSTAGE 練習用3枚組は厚みと当て布で長持ちさせています。この中で、薄さを保ったまま競技でも使えるのは、タフフィットプラスとナノロックツアーです。
FJ ナノロックツアー(約1,700円) は、晴れでも雨でもグリップが変わらないことで選ばれています。汚れてグリップが落ちても洗えば戻るので、寿命は破れよりも汚れで決まります。 指の通気孔が広がって傷むことがあり、掌の小指側が薄くなる点はタフフィットプラスと共通です。天気に左右されないグリップを求める人や、競技で使う人には、こちらが合います。
FIT39(約1,700円) は、よく伸びる生地が手に吸い付くフィット感で、長年の愛用者が多いグローブです。サイズはS・M・Lの3つで、手の形の違いを生地の伸びで吸収する作りです。0.5cm刻みで合わせるタフフィットプラスとは、フィットのさせ方が異なります。 掌のゴムが雨でもよく効く一方、縫い目やゴムの部分から傷むこともあります。指の長さが市販品に合わない人や、締め付け感が好きな人に向いています。
TOURSTAGE 練習用3枚組(約2,200円) は、掌の丈夫さで選ばれています。厚みと二重の当て布で掌を守るぶん、硬さや蒸れを感じたり、汗をかくと中で指が滑ったりすることがあります。 汗をかいたときの手とグローブの一体感では、タフフィットプラスが上回ります。ゴルフ規則には適合していません。練習専用と割り切って、1枚あたりの費用を抑えたい人向けです。
薄さと規則適合を保ちながら、当たり外れなく長持ちさせたいならタフフィットプラスです。天気を問わないグリップならナノロックツアー、密着感ならFIT39、練習専用の安さならTOURSTAGE 練習用3枚組が候補になります。
キャスコの他のグローブとは何が違うの?
キャスコのラインナップの中では、タフフィットプラスは長持ち・汗・においに強いモデルです。RRは同じ系統の手頃なモデル、DNA SHEEPは天然革の手触りを楽しむモデル、ゼウスインパクトはグリップを最大限に高めたモデルです。
RR(約1,400円) は、手頃さからまとめ買いされることが多いモデルです。同じスエード調の合成皮革ですが、長持ちするかどうかに個体差が出やすく、乾いていると滑りを感じることもあります。 長くキャスコを使っている層からも、タフフィットプラスは特に破れにくいモデルとして評価されています。この系統の耐久を底上げしたモデルと推測されます。安さを優先し、使い捨て感覚で使うならRRです。
DNA SHEEP(約1,000円) は、天然の羊革のしっとり感を手頃に味わえることで選ばれています。手になじみ、乾いた日はよくグリップしますが、汗や雨で硬くなったり、においが出たりしやすい素材です。 タフフィットプラスは、そうした天然革の扱いにくさがない代わりに、革のような手へのなじみ方は控えめです。晴れの日が中心で、手触りを最優先するならDNA SHEEPです。
ゼウスインパクト(約1,500円) は、滑らないことと、飛距離が伸びた実感で選ばれています。掌のシリコン加工で握力不足を補う作りで、ゴルフ規則には適合していません。 やや厚手で、サイズは大きめです。競技に出ない人や、握力が落ちてきた人に向いています。
キャスコの中で長持ちと汗・においへの強さを求めるならタフフィットプラスです。安さならRR、天然革の手触りならDNA SHEEP、グリップの強さならゼウスインパクトです。
買ったあとに知っておきたい使い方
- 2枚を交互に使うと、さらに長持ちします。 汗を乾かす時間ができるので、生地への負担が減ります。
- 汗をかいた日は洗って大丈夫です。 洗っても縮みにくいので、清潔に保ちながら使い続けられます。
- 交換の目安は、穴ではなく表面のすり減りとフィット感のゆるみです。 握ったときに手の中で遊びを感じ始めたら、替えどきです。
- 球数の多い日は、両手に着けるのも一つの方法です。 右手が汗で滑るのを防げます。右手用が用意されているので、揃えやすいのも利点です。
- 強い雨の日は、予備を持っていくと安心です。 濡れに強いグローブと使い分けるのもおすすめです。
出典・免責
本記事は、公開されているゴルフグローブのユーザーレビューをもとに、当編集部が独自に評価傾向を分類・集計・分析したものです。記事中の比率・分類はすべて当編集部による独自集計であり、個々のレビュー本文の転載は行っていません。効果には個人差があり、特定の商品の性能を保証するものではありません。価格・評価は執筆時点のものです。