キャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FWは買いか|91商品徹底比較で見えた、薄手なのに真冬の朝も暖かい握り心地
冬用なのに薄い。暖かさといつもの握り心地を両立した両手グローブ
冬の朝でも手が冷えず、それでいて普段のグローブに近い感覚で振れます。 これがキャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FW(キャロウェイ WINTER HYPER HEAT FW 23)の一番の持ち味です。冬用グローブは、暖かくしようとすると生地が厚くなり、握った感覚が鈍るのが普通です。この一枚は薄手でごわつかないのに、早朝の冷え込みでも暖かいと評価されています。
暖かさだけで選ぶなら、ミズノ サーマグリップのような厚手のモデルが上です。ただ、そのぶん寄せやパターの感覚は鈍ります。同じ薄手のテーラーメイド ウォームフィット グローブは、寒さが厳しい日には物足りなく感じやすいタイプです。
冬の早朝ラウンドや屋外練習でも、寄せやパターの感覚を落としたくない人に向いています。 寒さで握りが緩んだり力んだりしがちな人や、グローブを着けたままスマホでスコアを入れたい人にも合います。
この冬用グローブはどんな一枚か
暖かいのに、握り心地はいつものまま
キャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FWは、暖かさと振りやすさを同時に評価されている冬用グローブです。冬用グローブの評価は、暖かいけれど違和感がある、薄いけれど寒い、のどちらかに寄りがちです。この一枚は手がしっかり暖かく、しかも柔らかくて、クラブを振っても違和感が出にくいと受け止められています。
冬用グローブを何本も試してきた人からの支持も厚く、冬用の厚ぼったさが苦手な人が最後に行き着くタイプと言えます。
薄くても暖かい理由
手の甲側には、熱をためる素材「フィールサーモ」が使われています。甲の上部と手首にはフリース、手のひらは人工皮革にシリコンの滑り止め、両手の人差し指はスマホのタッチ操作に対応した生地です。サイズはS・M・Lの3つ、両手セットで約2,700円、型番は23(2023年モデル)です。
暖かさをつくる素材を手の甲側に寄せ、手のひらは薄いまま残しているので、クラブを握る面の感覚が損なわれにくいのだと考えられます(編集部の推測です)。部位ごとに素材と厚さを作り分けている点も評価されており、薄いのに保温性が高いという評価とつじつまが合います。
こんな使い方に向いています
一番効くのは、冬の早朝ラウンドです。 冷え込んだ朝でも、握りが緩んだり、逆に力が入りすぎたりしにくくなります。手がかじかむと握る力の加減が狂いますが、そのぶれを抑えてくれるということです。
冬の練習場や、年末年始のラウンドでも使われています。着けたままスマホを操作できるので、スコア入力や距離の確認のたびにグローブを外す必要もありません。
注意点
一番気をつけたいのはサイズです。 普段どおりのサイズを選んでも、大きめに感じる場合と窮屈に感じる場合の両方があり、年や個体によって寸法がずれる可能性があります。通販で買うなら、交換しやすい買い方を選ぶと安心です。
ほかにも、次の点は知っておくと安心です。
- 縫い目のほつれが早く出る個体もあるようです。 1シーズン通して使ったときの耐久性は、まだはっきりしません。
- 雨の日の使い心地はわかっていません。 濡れた状態での評価がまだ見当たりません。
- 片手用ではなく両手セットです。 片手用と勘違いしやすいので、注文前に確認してください。
- 手のひらの滑り止めの柄は、見た目の好みが分かれます。
- 評価の数はまだ多くありません。 ここで挙げた傾向は目安として見てください。
ほかのグローブと比べてどうか
キャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FWの持ち味は、暖かさと薄さの両立でした。では、もっと暖かいものや、自分の使い方にもっと合うものはないのでしょうか。3つの方向から確かめます。
同じ冬用の両手グローブに、もっといいものはない?
冬用の両手グローブは、薄くて素手に近いタイプと、厚くて寒さから守るタイプに分かれます。キャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FWとテーラーメイド ウォームフィット グローブは薄いほう、ミズノ サーマグリップとブリヂストン ウルトラグリップ ウォームは厚いほうです。厚いタイプは、暖かさや風を防ぐ力と引き換えに、握ったときの感覚を手放しています。
ミズノ サーマグリップは、暖かさで選ばれる厚手の一枚です。 価格は約2,700円です。手首まで覆う作りで、強風や氷点下でもかじかみにくく、暖かさの上限はキャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FWより上です。その代わり、生地の厚みで寄せやパターの微妙な感覚が鈍りやすく、グリップが頼りなく感じられることもあります。0℃前後では指先が冷えることもあり、暖かさの感じ方には個人差があるようです。北国や氷点下、強風の中で回り、感覚よりもかじかまないことを優先するならミズノ サーマグリップです。
ブリヂストン ウルトラグリップ ウォームは、風を通しにくい生地と吸い付く手のひらで選ばれる一枚です。 現行のGLGW31は約2,900円です。北風を止める力と、軽く握っても密着する手のひらが評価されています。ただし、暖かさは風を防ぐことに頼る作りのため、思ったほど暖かく感じないこともあります。ごわつきや、汗をかいたときの滑りが気になる場合があり、スマホが反応しにくいこともあるようです。北風の強いコースで回る人や、握りの粘りを最優先する人に向いています。
テーラーメイド ウォームフィット グローブは、性格が近く、サイズの合わせやすさで選ばれる一枚です。 価格は約3,000円です。柔らかく薄手で違和感がないという方向は、キャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FWと同じです。普段のサイズでちょうど合いやすく、通販でもサイズを外しにくいのが強みです。一方で、気温が5℃前後を下回ると暖かさが物足りなくなりやすいようです。サイズで失敗したくない人や、使うのが5℃前後までの寒さなら、テーラーメイド ウォームフィット グローブが手堅い選択です。
とにかく暖かさならミズノ サーマグリップ、風と握りの粘りならブリヂストン ウルトラグリップ ウォーム、サイズの確実さならテーラーメイド ウォームフィット グローブです。薄いまま寒い朝まで乗り切りたいなら、キャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FWです。
冬用でなくても、暖かく握れるグローブはない?
保温素材を使っていなくても、両手を薄い生地で覆うことで、ある程度の暖かさと握りやすさを得られるグローブがあります。
フットジョイ レイングリップは、雨や汗に強い薄手の両手グローブとして選ばれる一枚です。 両手セットで約4,000円です。手の感覚はより素手に近く、肌寒い程度なら冬用グローブと変わらない暖かさがあります。ただし、もともと雨用なので、0℃近い寒さでは指先が冷えやすく、濡れると冷たさが増すこともあるようです。国内での評価はまだ少なめです。冷たい雨の日や汗で滑りやすい日に回る人、握った感覚を何より大事にする人ならフットジョイ レイングリップです。
雨の日と握った感覚を取るならフットジョイ レイングリップ、乾いた真冬の朝に暖かさを確保したいならキャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FWです。
キャロウェイのほかのグローブとはどう違う?
今回分析したキャロウェイのグローブのうち、ほかのモデルはすべて左手用の片手グローブです。冬専用で両手を暖めるのはキャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FWだけです。
ハイパークールは、同じ「ハイパー」の名前を持つ夏用モデルです。 価格は約1,000〜1,400円です。甲がメッシュで蒸れにくく、キャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FWとは季節が逆の組み合わせになります。
オールウェザーは、天候を選ばない普段使いのモデルです。 価格は約2,000円です。しっとりした握り心地で雨にも強いと評価されていますが、薄手なので真冬の寒さを防ぐ役には向きません。
ウォーバードは、手頃な価格の定番モデルです。 価格は約1,000〜2,000円です。フィット感とデザインの評価が中心で、冬の防寒を目的に選ばれることはあまりありません。
キャロウェイのグローブは、どのモデルもフィット感の評価が高い一方、縫い目のほつれが気になる場合があるのもモデルを問わない傾向です。キャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FWの縫い目の注意点も、この流れの中で受け止めておくとよさそうです。
季節を問わない普段使いならオールウェザーかウォーバード、夏はハイパークールです。冬に両手を暖めつつスマホも使いたいときは、キャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FWに切り替える、という使い分けになります。
買ったあとに知っておきたいこと
届いたら、すぐに両手とも着けてサイズを確かめてください。 年や個体によって寸法がずれる可能性があるので、交換できる期間のうちに確認するのが安全です。前のシーズンのものを持っている人は、着け比べてみるとわかりやすいです。
最初の数回は、使ったあとに縫い目を確かめておくと安心です。 早めにほつれに気づければ、交換や買い替えの判断がしやすくなります。
雨の日の替えとして、普段のグローブか雨用グローブを1枚バッグに入れておきましょう。 キャロウェイ ウィンター ハイパー ヒート FWは、濡れたときの使い心地がまだわかっていません。
ほかにも、冬用の両手グローブ全般に言えることがあります。
- 日が高くなって暑く感じたら、途中で普段のグローブに替えて構いません。 冬用グローブは、昼前には暑くなることがあります。
- 車の中に置きっぱなしにしないでください。 冷えきったグローブを着けると、かえって手が冷たく感じます。
- 両手に着けたまま回る前提で考えておくと楽です。 トイレのたびに両手とも外す手間はありますが、スマホ操作は着けたままできます。
本記事は、公開されているゴルフグローブのユーザーレビューをもとに、当編集部が独自に評価傾向を分類・集計・分析したものです。記事中の比率・分類はすべて当編集部による独自集計であり、個々のレビュー本文の転載は行っていません。効果には個人差があり、特定の商品の性能を保証するものではありません。価格・評価は執筆時点のものです。